香港國際電影節!!

第27回(2003年4月8日−4月23日)
開幕直前に「非典型肺炎」(SARS)さわぎが始まり、「密室空間」である、映画館や劇場での映画鑑賞、ということでどうなるやらと思っていましたが、予定通り開催!状況によっては変更あるかも、ということでした。。。まさに「舞照跳 馬照[足包]」!
(民間のイベントの多くは中止されましたが、政府主催のものは基本的に実施しているもよう)
世界中の「通な」映画が続々と上演されるこの香港國際電影節。
これの大きな特色であり、私がもっとも楽しみにしている「舞台挨拶」や上映後の「質疑応答」の多くが海外からのゲスト(監督、俳優など)の来港キャンセルにより、なくなってしまったのは非常に残念でさびしいものでした・・・・。
でも毎日のように「スケジュール」をこなしているうちに、多少は日常のこととかを忘れさせてくれたとおもいます。(でもけっこう今回は睡眠不足もあり、不覚なことに見ながら何度も「気を失って」しまいました、ゴメンナサイ)

year 2002 26th HKIFF
official site:
http://www.hkiff.org.hk/

「黄昏清兵衛」(The Twilight Samurai)
(8日; 日本 2002)

「黄昏清兵衛」の前に最初に主催者の人があいさつ。
山田洋次監督の来港がキャンセルになってしまったこと、
そしてみんなでれすりーをしのんで黙祷1分間。。。
「みんなでこの難関を乗り切ろう!」みたいな一言を期待していたのに湿っぽくなってしまいそのままの気分で映画に入ってしまいました。

内容は、、、いかにも「日本の地味に生きてるサラリーマンたち頑張れ!」というのを前提にしてつくられてるような気がしました。。。
昔コトバに弱い私はせりふが聞き取れず、かなりの部分を中文字幕に頼ってしまいました・・・。
地方の下級武士の生活を淡々と描いていてよかったと思います。
真田広之がはまってて、刀さばきとかもお見事!さすがJAC!?そして「アクション」を見せるだけでなく、心の動きが伝わってきてしみじみとしました。。。ほかにけっこういろんな俳優が出ていたようなのに暗くて顔がよくわからなかった・・・・。
ただ、清兵衛の奥さんとかが結核(中文だと「肺癆」)でなくなった、、、というくだりは今の私たちにとって「ぐさっ」とくるものでした。。。

http://www.shochiku.co.jp/seibei/

「PTU」(PTU)
(8日; 香港 2003)

開始前に杜h峰(Johnnie To)監督、任達華、邵美h、黄卓玲が舞台挨拶。ほかに会場にはいっぱい芸能人が!
最初はなんだか、暴力的なシーンばっかし(それもケーサツが殴る蹴るだよ!)だったんで、う〜む、、、だったのですが、だんだん緊張が高まっていき、そして最後に「がはっ」と笑わせてくれて、救われました。。。
ちなみにPTUというのは警察の中の「機動部隊」でベレー帽をかぶってる(けっこうかっこいー)ひとたちです。。。
あと最近の香港映画で多いのが、「スポンサー」の製品や広告をわざと(!)よくみえるように映して「宣伝」しちゃう場面なんですが、、、(「無間道」とか、モロだよねぇ・・・)
それでじえるんの「八度空間」のカラオケ屋のでかい看板が一瞬映ったのが、うれしかったかな。。。(はは)
舞台はTST(尖沙咀)でヤケに身近な場所ばかりでてきました。。。

http://www.ptu.com.hk/

偶斷絲連」(Dolls)
(9日; 日本 2002)

「藕斷絲連」は中国語の「成語」で、「(主に愛情面で)表面上は関係がとぎれたようなんだけど実は今なお引きずっている(続いている)」という意味(蓮の根っこ<レンコンか?>に例えてるわけですねー)
これが実はたけし(北野武)の「Dolls」。
一文字なぜか変えてあるけど、なかなか深いネーミング。。。
若い男女、アイドル追っかけ君、恋人を何十年も公園でお弁当持って待ち続けるオバサン・・・3つの「痴情」、こういうのは普段「愛情」を形に表さない日本人の心の中、あるいはその気持ちが行き過ぎてしまった時に現れる「形」なのかなぁ。。。と思いました。
しかしその公園で待ち続けるオバサンってまるで「メ○ーさん」!!
ローカルな話なのですが某所で真っ赤な服を着て長年座り続けてた伝説の?メ○ーさん、ふと思い出してしまいました・・・・

http://www.office-kitano.co.jp/dolls/

「美麗時光」(The Best of Times)
(11日; 台湾 2002

こんなときなのになんと中環大會堂が満席!
(どうもこうなる前に前売りを買ってしまった人はほとんど見に来ている様子・・・)
で、でもこれがまた中文字幕なし(英文のみ)、オマケに8割が台語(2割国語・・・)キツかったー!(客家語もあったか?)
他の人たちは「何で」理解していたのだろうか?英文字幕?映像?それとも来てたのみんな福建人??(まさかね)
台湾でだってすべての人が台語わかるわけじゃないのに〜というわけで、かなり消化不足です。。。情けない。。。
末期のガンで妹(双子だったらしい)をなくすのと同じくして一緒に黒社会の下っ端(借金取立てとか)やってたイトコも「仕返し」されて撃たれて時を同じくしていってしまう、そして友人の解釈によると、この本人も(しょっちゅう吐いていたので)同じくガンで死んじゃうんじゃないかなぁ?・・・・そっか、、おぉ深い・・・・

http://www.changfilm.com.tw/besttimes/b_home.html

春天 許金玉的故事」(Spring : The Story of Hsu Chin-yu))
(12日; 台湾 2002)

愛国精神に燃えて(大陸からきた)外省人と同等の待遇をもとめてデモ活動をした郵便局員たち。「228」につづく「白色恐怖」(白色テロ)で15年も塀の中の生活を送った現在81歳の女性をとったドキュメンタリー。
台湾でも長いこと語られることのなかった「負」の歴史。81歳なのに、かくしゃくとして若々しく、10年も寝たきりのダンナさんに付き添いながら、今も世の中のさまざまな問題に関心を持ち、活動する彼女の「強さ」を感じた。。。

「姐情可待」(Bokunchi)
(12日; 日本 2002)

坂本順治監督、観月ありさ主演の「ぼくんち」。
(今検索してオフィシャル見つけたのですが、日本でも昨日(12日)からロードショーだったのね。。。原作はマンガだったらしい・・・)
超びんぼーな「水平島」のおかしなひとたち。
「喜怒哀楽」というのを全く抜きにした人間の単純なかかわりあい、たんたんとして純粋な最低限の生き方、のようなもの、かんじました。
でもはっきりいってよくわかんなかった、、、思考停止状態??
こういうときはなーんにも考えずにわかりやすくてバカ笑いできる映画(やっぱ周星馳か??)のほうがよいカモ・・・・・・

http://www.bokunchi.jp/

人民公厠」(Public Toilet)
(12日; 香港 2002)

陳果(Fruit Chan)のデジタルで撮った「インディーズ」っぽい(本人談)作品。
北京の公衆トイレからおばあちゃんに「取り上げられた」冬冬。
(なぜかこの冬冬やってるのが日本人のコ・・・北京留学中に「被我(導演)執到」だって・・・)北京、香港、インド、NY、ローマ、韓国(釜山)、、、各地のトイレ、そして身近な人を助けるための「神薬」を探し回る若者たち・・・。今までとは違う不思議な作風でした。。。(「荷李活」を撮りながら撮ってたらしい)
エンディングのところで「この「高度文明」の中で疾病、戦争(などなど、、、忘れた)と人間はどうやってかかわって生きていくのであろう?」みたいなコトバがあり、
お〜、なんだか今のこの社会の状況をいっているようだ〜、と思っていたら、監督も他の観客もそう思ったみたいで、だいぶ前に編集してるから偶然なんだけど「好合時」といっていた。

今回は初めてこの映画で「質問大会」があり、監督しゃべりまくり&「サム(李燦森)は映画の興行的に(有名な役者の)名前が必要だから出てもらった」というたぐいの話を正直に漏らしてしまうのでわらえた・・・・。

私は「彼はきっと現在のこの香港の(非典型肺炎さわぎの)様子、
すでにカメラを回しているに違いない!」
と思ってるんだけど、どうかな?2年後ぐらいを期待しよう!?

「有房出租」(Room to Let)
(14日; 馬來西亞 2002)

なかなかめずらしいマレーシア映画。
それも出てくるのがChineseだけ!
クアラルンプールの平屋に「間借り」して住む人たち、、、。ほとんどがこの家の中で撮られたもので、共同のトイレ(またトイレ・・・)に出るおばけ(霊?)を主人公の男の子が見て、和尚がきて「魔除け」するのですが、彼だけが広東語をしゃべり、それもその南国的なとろ〜っとした広東語だったので笑えました。。。他のひとたちはみなマンダリン(国語)を話すのですが、私にとっていちばん聞き取れた中国語だった!!

「夢幻部落」(Somewhere Over the Dreamland)
(14日; 台湾 2002)

台湾の「原住民」の泰雅(タイヤル)族の人たちが都会に出ていって苦労していきていくさまざまな姿、、、
今でこそこんな映画も撮ることができ、「原住民の人を尊重するキャンペーン」なんて台湾では行われているけど、Chinese上位の世の中ではあいかわらず、厳しいよね、、、。

幻想的な音楽、映像そしてタイヤル語&英語字幕(!!)に卒倒、いや、眠気におそわれ、ぼーっとしてしまいました・・・
途中から出てきた日本料理屋で働くテレクラ通い(!)の男の子がたっきーときむたくが混ざったような感じでかわいかった・・・!?

「少年北野武」(Asakusa Kid)
(15日; 日本 2002)

「浅草キッド」(たけしの弟子コンビ)主演の「浅草キッド」(たけしの本)の映画化作品。
水道橋博士が浅草時代の「北野武」を演じてるのですが、時代背景は現在。周りを固めるお笑いのひとたちがギャグとばしてくれるし、いろいろ頭で考える必要がまったくない、電影節の中ではめずらしい?映画でした。
ただ主役の2人がカタめな感じで(そりゃー自分の師匠演じるとなればカタくもなるわな・・・)「さわやか青春モノ」みたいに仕上がっていたので、
これで「殿」は満足したのだろーか?なーんて思ってしまいました。。。
もうちょっと毒があったら「らしかった」かな??

http://office-kitano.co.jp/asakusakid/

「沖縄小芙蓉」(Hotel Hibiscus)
(17日; 日本 2002)

「ナビィの恋」(←見てないケド)の中江裕司監督の「ホテル ハイビスカス」。
今回は日本の作品が多いなぁ〜!
なんと今回は画面上の英文字幕に加えて、画面の下に「字幕表示機!?」つきでそこには広東語&国語まじりの中文字幕が!
(=香港の新聞的表現といったよいか?例:「Ni是不是返屋企?」)
おまけに、「うちなーぐち」部分には日本語字幕も出るという丁寧!?さ!
天真爛漫な小学生の女の子とその家族の、のーんびりした、のーてんきなオキナワ的ノリ、好きだなぁ〜♪
そんな中にも米軍基地もきちんと「オキナワ的なもの」として表現されていて、ただの楽しいダケの映画、ではなかったような気がしました。

http://www.shirous.com/hibiscus/

像鶏毛一様飛」(Chicken Poets)
(18日; 中国 2002)

「Durian Durian」(陳果)の秦海[王路]が出ているということで(実は彼女「人民公厠」にもチョイ役(看護婦役)で出ていた!)見たのですが、うにゃ〜、またまたいかにも「大陸的前衛映画」で、前半(主人公の詩人が立ち直って売れっ子になるまで)はよかったのですが、それからあとがアニメやFLASH映像を使ったりして「いまどき気取り」にみえてしまいました・・・・。
彼女の魅力もあまりだせていないような。
舞台出身の監督、そして文学色あふれる内容でついていけなかったかなぁ〜?
でもこの作品今回賞とってるんだよね・・・。(「國際影評人聯盟大奨」)
「わかる人にはわかる」のか??

延安之女」(Daughter from Yan'an)
(18日; 日本 2002)

文革の時期に毛沢東革命聖地の延安(陝西省)に北京から「下放」された学生の中で、子供が出来ちゃって(!)ナイショで産んで地元の農民に預けてしまった、ということがあり、撮影当時27歳の女性が北京にいるお父さんを見つけ、会いにいく、というドキュメンタリー。
実は日本人の方がとったものでNHKのハイビジョンではすでに放送済だそうです。これはぜひぜひ近いうちに地上波で放送してほしいものです〜
私の中では今までの作品の中でNo.1でした、、、そして何といっても感激したのは監督さんが来てくれたこと!
英語の通訳の方が入っての質疑応答でしたが、日本語だったということもあるかもしれないけど、いろんな話が聞けてよかった!

ちなみに、こういう「ケース」が全国でいっぱいあって、延安だけでも10ぐらいあったとか!!
おぉーまさに、inside historyですなぁ・・・・
お父さんの狼狽ぶり、そして周りの人自分たちのそれぞれのストーリーが折り重なっていい味だしていました、、、
しっかし2時間は、長かった・・・・!!

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/00/l0011/l1118s.html

「跳了線」(Border Line)
「光影遺書」(Letter from a Yellow Cherry Blossom)
(お休み)
(19日; 日本 2002)

「ボーダーライン」監督:李相日
http://www.pff.jp/border/
「追臆のダンス」監督:河瀬直美
http://www3.kcn.ne.jp/~kumie/
仕事と、3時に湾仔、9時に葵芳という大移動!にめげて前者をあきらめ後者をどうしようかなぁーと思っていたのですが、NHKワールドプレミアムで中日VS巨人戦実況中継!にあっさりと負けて行きませんでした・・・・。

「八九點鐘的太陽」(Morning Sun)
(20日; 美国 2003)

「延安〜」に続いての文革もの。
あいだに当時さかんに演じられた革命ミュージカル「東方紅」などや当時のフィルムに、当時文革にかかわった人たちへのインタビューを交えたアメリカ人監督の作品。
インタビューの中には劉少奇の奥さん(王光美)や娘、元紅衛兵の人、もと毛沢東の秘書で文革中に追放された人、迫害された人などなど、、、顔を出したくない人は「影」だけで登場してました。
これも2時間あったけどリズム感があり飽きない構成になってたような気がします。アメリカの聴衆向けに作られたものなので、解放〜文革までの流れを「わかりやすく」紹介している、という感じだった。

今回香港で見た人のなかでは、これは他人ごとじゃなくて、身近なところで起こった人たちも多いだろうから心の中の痛みをつかれた人もいたのではないだろうか・・・

監督が舞台に上がってビックリ!
「延安〜」のときに質問してた白人女性がその人だった!!
「2時間だけじゃすべてを表現しきれないからHPを見て!」としきりに言っていたので、ここに載せときます↓

http://www.morningsun.org/

山有多高」(How High is the Mountain)
(21日; 台湾 2002)

「雙瞳」など多くの映画の録音を担当している人が台湾から年老いた父親が故郷、中国湖南の山奥にたずねていく様子を撮った「超プライベート」なドキュメンタリー。
お父さん、そして家族、親族自体が「歴史」。
淡々としていてたけど、奥の深い作品でした・・・。

「我成功的秘密」(The Secret of My Success)
(21日; 中国 2002 )

「山〜」と同時上映された中国の東北の村(と書いてあるけどもっと内陸部のように見えたけど・・・)の村長選挙の様子とかを撮ったものだったのですが、ヤケに出たがり張り切りボーイの「生育計画主任」(Birth control officerと字幕がでていた・・・)がヤケに目立ってて、3人目を懐妊したため逃げてしまった女性を探したり張り切ってだけど、
「メインイベント」の選挙はまぁ私たちの小学校の選挙より低レベル・・・!!BBCのクレジットがついていたので、「中国も民主的になってますよ」というのを言いたかったのか知らないけどとってもタイクツ(無聊)な内容でした・・・。タイトルも意味不明??

「幸福之鐘」(The Blessing Bell)
(21日;日本 2002)

「キレのいい作品」という印象でした。
工場が閉鎖になり職を失った寡黙な主人公がひたすら歩く、歩く、、、その中でいろんな苦しみを抱える人たちと「すれちがって」いく。
河原でヤクザを殺したと誤解されて留置所に泊まって、火事の火の中に入って子供を助けたらそのあと交通事故にあって、入院した病院で同室のおじいさんに会って、それがきっかけで宝くじがあたって、で、でもそれは盗まれた・・・
とラストシーンで、家にたどり着いて奥さんに「今までどこ行ってたの?」と言われて何回もいうけど信じてもらえない、、、

でも実際にはそうやって言ったことの倍以上のことが起きていて、でもそれを淡々とやりすごしていく、
というか、中文解説の表現を借りると「平凡人的不尋常遭遇」
なかなか面白かったです。
これも字幕表示機(!)つき、だったんだけど、どう見ても日本語からではなく、英語字幕を「広東語風中文」に訳してて、時々変だった・・・。

http://www.sabu-film.com

「ka拉是條狗」(Cala, My Dog)
(23日;中国 2003)

プロデューサーが「大腕」監督の馮小剛、主演が葛優、とあって、期待していたのですが、かなり期待通り!!
北京には(たぶん本当だと思うケド)条例があって、犬を飼うには「狗証」を申請して取らないと犬を飼っちゃいけなくて、奥さんが最愛の「Ka拉」(Ka拉OKの「Ka拉」)を散歩に公園に連れて行ったときに、公安の突撃捜査にあって犬を連れて行かれてしまい、その後の一家のさまざまな「取り戻し作戦」の1日を描いたもの。
家の中の小道具、公安(おまわりさん)の様子、北京の開発で壊された四合院あとで開かれる「ペット屋台」などなど、いちいちいろんなとこが凝っていてホンモノっぽくて、オマケに風刺もピリリと効いてて、さすが!というかんじでした、ラストシーン以外はね。。。
ラストがねぇー、「ka拉は無事家族の下に戻ってきました」という字幕だけで、終わっちゃったのがねぇー、観客みんな「ガクッ」ってしてました。。。
ひょっとしたらひょっとして、あれをちゃんと画面で表現すると
中国的に許可されなかったのかなぁーとも勘ぐってしまいました。

「和NI在一起」(Together)
(26日;中国) (オマケ:ロードショー作品)

陳凱歌の日本タイトル「北京ヴァイオリン」。
東京でも昨日から公開だったみたいですが、すげーよかったです!!!
私が過去見た映画の中でたぶん片手のうちには入るのでは、と思ってます!!
大元の中国には公式ページがないのに、日本にはすばらしく凝った公式ページ(↓)があるので、内容はそちらをどうぞー。
感想だけをいうと、もー、、、泣けました!!
原題を見てわかるように、主役はバイオリンではなく、主役の父子のかかわり、といえると思います。。。
監督本人も出演してるのですが、ちょっと出すぎ!?あと共演の「陳紅」というのは彼の奥さんなんだって!彼女の好演も光ってました。
あと撮影では韓国のスタッフが参加していて、(資金も出てるのかな?)韓国の女優も出ていました。(録音?は日本人の名前がいっぱいありました)

http://www.cqn.co.jp/violin/

「浮草」(Flooting Weeds)
(5月31日;日本 1959)

今年の電影節の中では「小津安二郎生誕100周年」を記念して、現存する作品すべて36本を上映、通常の電影節の期間に加えて、その期間後も上映し今日がその最終日。
実は小津映画に初めて触れたのはついこのあいだ、去年の夏のこと。有線電視(ケーブル)に加入したばかりの頃、たまたまやっていた「麦秋」の古きよき日本、そして日本語、(そして原節子・・・)の美しさにカンドー!
本当は戦前の作品など10数本ぐらい見たいものがあったのだけど、見たいものを選んでいる間にSARSさわぎとなり、そのあとの忙しさもあって見にいけずにいました。で、今週に入ってあわてて滑り込み!時間の都合でこの1本を選んでみました。

昭和34年の作品(伊勢湾台風の年ですね・・・)、生まれる(だいぶ)前の「日本」がカラーで見られるなんてメッタにないことで、これまた舞台が三重県の伊勢志摩!
こんなとこにロケ地紹介が!<<ぎんこうのHPなのにスゴイ!>>)

映画の中でも岡崎、刈谷、半田、豊川、桑名、、、、というなんだかとっても身近な地名がゾロゾロ旅歌舞伎の巡業先などとして出てきてビックリ!(笠智衆のしゃべってるコトバが三河弁に聴こえたヨ・・・)
いろんな俳優が出てたのに、顔が全然判別できなくて、家に帰ってからネットで調べてみたり、、、若い男の子役の子が誰だったんだろう?と調べたらナント川口浩だった!(ゆけゆけ川口浩・・・のだよね??)おぉ〜!

小さいウツワでしたがほぼ満席で100人ぐらい入っていたのでは・・・。香港にこんなに「小津ファン」がいるのだろうか?こういう人たちはふだんはどーゆうとこで「生存」してるんだろうか、、、なんて考えてしまった!
日本でこんだけ客入るかなぁ?すごいよね・・・・。

見知らぬ「場所」には今や簡単に行けるけど、「過去」という見知らぬ「時代」には、もう、行くことができない。映画はそういうところに、「連れてって」くれるから、やめられないなぁ〜!
まだまだ多い着物姿、そして身のこなし、時代の雰囲気、、、今と同じ日本とは思えない・・・!
ひさしぶりに伊勢志摩にも行きたくなってしまったよ・・・・。

http://www.ozu100.jp/

last updated:-1-Jun-2003;written by Tama


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